歯の曲がり角
健康は失って初めてありがたみがわかると言いますが、歯も失ってから「もっと大事にすればよかった…」と後悔する患者さんが多いようです。 永久歯は6歳頃から乳歯と生えかわり始め、12歳頃に生え揃います。 人間の場合は、永久歯を抜いてしまうと、もう新たな歯は生えてきません。 永久歯を大事に使い、一生自分の歯で食べるために知っておきたいこと。 それは、「歯の神経が死んでしまうと、歯の寿命が短くなる」ということです。 歯の神経が死ぬことを「失活」といいます。 失活は歯の一生のターニングポイントです。 歯の神経は歯の中心にあります。 一般的に「神経」といいますが、正確には「歯髄」といいます。 神経だけでなく血管も通っています。 歯の表面だけにとどまる小さいむし歯では痛みは出ませんが、むし歯が大きくなって歯髄に近くなると痛みが出てきます。 痛みが出るのは歯髄が炎症をおこすからです。 炎症がひどくなると、最終的には歯髄は死んでしまいます。 歯髄が死んでしまっても、きちんと治療をすることで、むし歯になる前と同じように噛むことができます。具体的には、根の中の神経が入っ

観葉植物
患者さんが少しでもリラックスできるような診療室にするため、院内には観葉植物を置いています。 実のところ、一番癒されているのは私たちかもしれません。 新しい葉っぱが出てきたり、 水をやると葉が上に持ち上がったり… 可愛い。 おもと総合歯科医院にいらした際は、ぜひ、観葉植物たちにも目を留めてみてくださいね。


むし歯予防に一番効果がある方法
できればむし歯にはなりたくないものですよね? 一般的に、むし歯予防のためには次のことを気をつけた方が良いと言われています。 ①プラークコントロール(隅々まで丁寧に歯をみがくこと) ②シュガーコントロール(甘いものを控えること) ③フッ素入り歯みがき粉を使うこと 全て効果がありますが、実は一番効果が出やすいのは、 ③フッ素入り歯みがき粉を使うこと なんです。 では、なぜフッ素入り歯みがき粉を使うことがむし歯予防に効果があるのでしょうか。 フッ素によるむし歯予防のしくみを理解するためには、むし歯の成り立ちを知る必要があります。 お口の中に炭水化物(白飯などの主食やお菓子など)が入ってくると、歯に付着しているむし歯菌が炭水化物を分解して酸を作ります。 この酸に歯がさらされることで、歯がとけます。 このことを「脱灰」と言います。 時間がたつと唾液の作用で酸は中和され、とけ出した歯の成分が歯に戻ります。 このことを「再石灰化」といいます。 「脱灰」しても、十分に「再石灰化」されていればむし歯にはなりませんが、 「脱灰」がどんどん進んで「再石灰化」が追いつか

